>>731
押井 脚本の才能はないよ。うちの師匠とは正反対。
師匠の口癖は「演出は脚本がすべてだ。自分の思いなんて入れなくていい。
そんなものは家に帰って日記に書いとけ」だったから。
「まず監督としての義務を果たせ」とも言われていた。
監督は常に客観性をもち、絶えず修正し続けるんだということを、
僕も教え込まれましたから。
――じゃあ宮崎さんは……。
押井 ゼロです。客観性なんてカケラもありません。