原作「パイの物語」
日本船籍の貨物船ツシマ丸で太平洋を北上中に海難事故に遭い、16歳の少年パイが人間では唯一の生存者となる。
彼はライフボートでオレンジジュースというオランウータン、ハイエナ、シマウマ、リチャード・パーカーというベンガルトラと過ごすことになる。
途中、人食いの浮き島に上陸。227日間遭難してメキシコに漂着する。リチャード・パーカーは振り返らずにジャングルの中に入っていく。

メキシコ・トマトラン(ベニー・フワレス診療所)
日本の貨物船ツシマ丸が遭難したことで日本の海運局から派遣されたオカモト氏とチバ氏との話し合い。
パイが遭難で経験したこれまでとは全く違う話(生死を共にした動物達=人間だったという事実)で、実際に助かったのは中国人の水夫と外国人のコックと母親とパイだったとするものが語られる。最後に報告書の要旨が載っている。