福岡県北九州市の小学校の健康診断で、複数の児童が男性医師に「下腹部を触られた」と訴えていることがわかりました。

北九州市教育委員会によりますと、5日、八幡西区の小学校で2年生と5年生約90人の健康診断中に、学校医の60代の男性医師が一部の児童の下着の中に手を入れ、下腹部に聴診器を当てたということです。

保護者から相談を受けて児童に確認したところ、男女18人が不快感を訴え、そのうち男児2人は「性器に指が当たった」と話していて、一部の保護者は警察への被害届も検討しているということです。

11日夜に開かれた保護者説明会で校長は、昨年度も同様の相談が1件あったとして、「私の配慮が足りなかった」と、謝罪したということです。

市教育委員会は「医療行為だったとしても、児童のプライバシーや心情に配慮してほしかった」と、コメントしています。