▼伊集院静のコラム(週刊現代 23年9月15日)

大谷翔平は心底ろくでもない。
野球選手沢山見てきた俺にはわかる。必ず失敗すると予言する。
たしかに打って投げて見事なものですが、それがいったいどうだと言うんだ?
彼は<異性との遊びを知らない>、女を知らず大人の男になれていないので、野球に打ち込めてるだけだ。人間としての価値の方が大事なのは事実だろう。
自分のことだけを考えて生きている人間がいかにツマラナイ人間か。彼は汚く、行儀・躾の悪い野球をする。
そんな若者には天罰がいずれ下る、と書いたら案の定、右肘靱帯を損傷した。そうら見たことか。

それに比べて松井秀喜の素晴らしさと来たら。
当時、29歳の青年に命を懸けてメジャーで頑張ると悲壮感さえ漂わせる言葉を言わせる読売の罪は重い。(以下、松井絶賛)