上田航平が解散を決意した理由は、相方・サイトウナオキの酒癖、女癖の悪さからだという。上田は、サイトウのこれまでについて「元々、ちょっと酒癖が悪くて、収録に来なかったりとか、結構あったんです、最初の方。お正月のライブとかにベロベロになってきちゃって、もうネタできないってなって、ネタ急きょ変えて、立ってるだけでコントになるようなやつやったりとか、手を変え品を変えやって」と振り返った。

 しかし「この範囲って、別にお笑いにできるラインじゃないですか。お酒のやらかしはいいやって思ってたんですけど、こっちの(女遊び)…。こっちのは、やっぱ結婚してるんで」と話した。

 上田は「(サイトウには)家族がいますから、これは僕は言っちゃいけないですか。これは禁じ手じゃないですか。だから言うのは控えてたんですけど、仕事に支障をきたすレベルの…」と口にし、スタジオは騒然。ついにサイトウが仕事のスタッフと不倫したことを告白した。

 そうしたトラブルは、上田が謝りに行っていたそう。仕事をキャンセルすることになるも「(理由を)言えないから、なんでですかってなったら“いや、ちょっとすいません”みたいな感じになって。なんかちょっと“あれ、コイツわがままで辞めたんじゃないか”とか」と、誤解を招くことに。上田は、サイトウの女性トラブルについて噂が広まらないよう、芸人仲間にも一切口外せず、細心の注意を払っていたと語った。

 そんな中、サイトウの妻から上田に電話が。サイトウの女性関係について相談を受け、翌日にコンビで話し合い。キングオブコントの準決勝の1週間前だった。上田は「僕は家族を守ってる前提で動いてたけど、ここ(妻)が言っちゃうとちょっと難しいんじゃないのという話をしたんです。そしたら、あんまり聞く耳持たなかった」と明かした。

 そして、上田が事務所で解散を言い渡し、マネジャーや芸人仲間もそろって8時間にわたり会議を行った。上田が「酒をやめてゾフィー頑張るか、解散して酒飲むか、どうする?」と尋ねたところ、サイトウは「酒飲みたいです」と答え、解散が決定したとした。