8月29日(火) 03:20~04:20

少子高齢化が進む中、労働人口の減少が大きな問題となっている。特に介護業界の人手不足は深刻だ。
介護士不足に頭を悩ませていた福井県勝山市の特別養護老人ホーム「さくら荘」では新たにインド人女性15人を一度に採用した。
インドの看護師資格を持ち、日本語も流ちょう。いつも笑顔で生き生きと働く若い彼女たちだが、みな故郷の家族のために遠く日本までやってきたのだ。
中には幼い子供を残して日本に来た人たちもいる。
「特定技能」の労働者として働く優秀な彼女たちが期限の5年を超えて働くことには現在、国の制度に大きな壁がある。
日本で家族とともに暮らすためにも「介護福祉士」の資格を取らなければならない。経済的に魅力が薄れる日本にこれまで通り外国人が働きに来てくれるとは限らない。
日本政府が制度を変えようと重い腰を上げ始めた今、この国は外国人労働者といかに向き合うべきなのかを問う。

福井テレビ
https://www.fujitv.co.jp/fnsaward/backnumber/32.html