相手はひと月前に別れた男性で、周囲からも「産まないほうがいい」と出産を反対されたが、サキさんにとって「妊娠」は特別なことだった。実は、23歳の時に子宮頸がんになり、医師から「妊娠は難しい」と言われていたのだ。「授かった命を絶対に産みたい」と、サキさんはひとりで産むことを決める。