“森友”もネタに…長澤まさみ『エルピス』に込められた風刺の妙と地上波への挑戦(日刊ゲンダイDIGITAL)

2017年に「カルテット」をプロデュースした佐野亜裕美氏は、今作のドラマ化がTBS社員時代に「リスクが高い」と通らなかったこともあって同局を退職。
20年に関西テレビに転職すると、「大豆田とわ子と三人の元夫」、「17才の帝国」(NHKからの業務委託制作)など話題作を次々に手掛け、その勢いと粘り腰で「エルピス」の企画を実現させた。
そうした制作陣の意気込みにも大きく注目が集まっている。

「エルピス」とは、「パンドラの箱に残されたもの」。「希望」とも「厄災」とも訳される言葉だが、ラブコメや医療ものばかりのドラマ界において今作は「希望」でしかない。