人を乗せたまま沈没して引き上げが行われなかった実例として
2009年4月14日に九州南部を低気圧が通過中という気象条件のもと、長崎県平戸市沖で水深86メートルの海底に沈没し12人行方不明になった第11大栄丸の例がある。
引き揚げについてサルベージ会社が調査を進めたが、技術的な問題や多額の経費の負担が困難などの理由から同年5月1日に引き上げを断念。
翌々日の5月3日には第11大栄丸事故現地合同対策本部も解散した。