社長ってこいつか

売春強要を「芸能界では当たり前」とした不法行為

東京地裁(野山宏裁判長)は21日、元アイドルグループ「フォーラッシュ」のメンバーだったMai(まい)、Eーnne(えん)、15(いちご)の3人が、
芸能事務所に売春を強要されたとして損害賠償を求めた訴訟で、芸能事務所側に320万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

判決によると、所属レコード会社「ニューセンチュリーレコード」の社長・早川寛らは、CD制作費の一部を「売れれば取り返せる」と個人負担させ、
1999年11月ごろ「カネがないならスポンサーをつけてやる」と会社社長らに紹介。
1回3万円で売春させようとした。

社長らは「芸能界では当たり前」と開き直ったが、野山裁判長は「一般社会では通用しない感覚で売春を強要しており、不法行為だ」と戒めた。