静岡おでん、売り上げ絶好調だと🗻🍢

天神屋静岡おでん売り上げ拡大中 5年で路面店1.5倍 SA2倍 ご当地ブランド戦略奏功

弁当総菜販売の天神屋(本店・静岡市駿河区)で、おでんの売り上げが拡大している。「静岡のソウルフード」と銘打ったブランド戦略を掲げ、新型コロナウイルス禍以降の中食需要増を取り込み、テレビ番組での紹介を追い風に県外客の獲得にも成功。年間販売額(10月末時点)は路面店で19年比1・5倍、高速道のサービスエリア店で同2倍以上に伸び、主力のおむすびに並ぶ収益商品へと成長している。
大手コンビニ各社がコロナ禍に、感染症対策や人手不足でおでん販売を縮小した局面を商機と捉え、販売を強化した。「しぞ~かおでん」を前面に押し出すPRとともに、店舗ごとにおでん責任者を任命。汁の煮詰まり具合を定期的に点検し、具材が最良の状態で提供する態勢を整えた。曲金店の高野さち子店長は「常においしい状態でお客さまに食べてほしい」と1日3回以上、汁を確認する。