汚名挽回は間違いじゃないからな
正しくて昔は普通に使ってたのに戦後誤用だっていい出した本にみんなが騙されただけって国語学者が結論づけてる

飯間浩明
@IIMA_Hiroaki
「挽回」は「元に戻す」という意味があるので、「汚名挽回」は「汚名の状態を元に戻す」と考えられ、誤用ではない。
これは『三省堂国語辞典』第7版に記述しました。『明鏡国語辞典』もやんわりとですが、誤用と決めつけられないことを記しています。
「汚名挽回」の汚名挽回なるか、といったところ。
この「汚名挽回」誤用説はいつ頃から発生したか。
私の知るかぎりでは、1976年の『死にかけた日本語』(英潮社)の指摘が早いです。
それまで「汚名挽回」は普通に使われていたのに、これ以降、誤用説が強まり、今は肩身の狭い立場になった。
この本はけっこう影響力があり、やっかいな存在です。
「汚名挽回」は誤用でない、についてなお少し。私の話は単純なことです。
以前は誤用という意識はなく、誤解の余地もなかった。
しかしある時(1970年代か)から誤用説が言われだした。
なるほど独特な語法ではあるが、合理的な解釈はできる。ならばあえて誤用とするまでもない、ということです。
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