ドイツの大学に入学試験はない。
高校(ギムナジウム)の卒業試験(アビトゥーア)=大学入学資格試験であって、それに合格しさえすれば、誰でも、どこの大学にでも、原則、入れる。
ヨーロッパ諸国の大学は、どこもおおよそ似たようなシステムであるらしい。

アビトゥーアにあたるのは、たとえばフランスではバカロレア。
これは学生にとってもメリットが大きそうだが、大学関係者としては特にうらやましいシステムだ。
膨大な入試業務の負担を免れ、本来の教育や研究に注力できるのだから。

日本の「センター試験」や中国の「高考」、韓国の「統一試験」というのは、その失敗した類似品だと言える。
http://tkyabe.com/blog/2005/07/post_45/