騎馬隊という幻想

【新事実3】「武田騎馬隊」の活躍はなかった

この時代、戦国大名の家臣たちは、それぞれの知行に応じた数の騎馬や槍(やり)、弓などの兵を集め、戦場でもこれらの兵種が混在した形で集団行動をしていました。

これは武田氏でも同じです。つまり、「騎馬隊」と呼べるような兵団は存在しませんでした。

さらに、当時の軍役から兵種を分類してみると、「武田軍の騎兵の割合は全体の1割程度」だったこともわかっています。

ちなみに当時、日本にいた在来種の馬は、体が小さい種類でした。現代のサラブレッドは体高がおよそ150~170cm超ありますが、当時日本にいた馬は120cmほど。今でいう「ポニー」に近い体型でした。
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