5月13日(土) 04:50〜05:20

2013年、将来プロのトランペット奏者になる夢を抱き、母の運転で県外の大学の音楽学部の推薦入試を受けるため駅に向かっていた県立佐世保東翔高3年の前川希帆さん(18)は、
無免許と酒気帯び運転の男が運転する乗用車に正面衝突された。唇や頬が裂け、前歯4本を失った。全治1カ月未満の“軽傷"だったが、夢は“致命傷"を負った。

当時県高校生ソロコンテストで優勝し将来を期待された音色が出せなくなった。日々練習を続けたが取り戻せず、模索した大学時代、
夢は「高校の音楽教師」「吹奏楽部の指導者」に進化し、挑み続けてきた。事故から今年で10年…
幾多の壁や試練に挑み、夢を諦めず不屈の思いで人生を切り開き続けた10年の記録。テレメンタリー2014「軽傷ではない」、2018「軽傷ではない 奪われた夢 希望の帆」の完結的続編。

長崎文化放送