「人生の師匠は星野仙一氏」…侍・栗山英樹監督 2022年9月16日
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 「野球に恩返しせないかん」「野球で飯が食えているのが分かっているのか」。1990年に現役引退後、スポーツキャスターの仕事などで星野仙一氏に会うたび、そう言われてきた。
 中日や阪神などの監督を務めた星野氏とは同じユニホームを着る機会はなかったが、2008年北京五輪代表監督の時には人としてのあり方などを2人きりで3時間にわたって話してくれたこともある。世の中の「怖い」イメージと違い、「人生の師匠」のような存在だった。
 就任後、星野氏の墓参りに行って尋ねると、「やるんだったら、命がけでやれ」と言われているような気がした。「日本の野球のためにという魂を強く持ってやらなければ」。一瞬の迷いは全て消し去った。

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栗山英樹監督(左)と星野仙一さん