2月4日(土) 04:50〜05:20

日本でチョコレートの原料・カカオ豆の生産国といえば、ガーナ。日本が輸入するカカオ豆のうち約80%がガーナ産だ。
ガーナにとってもカカオ豆は、金、石油と並ぶ最も重要な輸出品。しかし、ガーナのカカオ農家の多くが貧しい生活を強いられている。
カカオ農家やその子どもたちが教育や医療にもっとアクセスできるようにしようと、一人の日本人女性が立ち上がった。岡山市出身の田口愛さん(24)だ。

田口さんはガーナ産のカカオ豆でチョコレートを製造販売することで、カカオ農家の所得を増やす活動を4年前から行っている。
いま取り組んでいるのは、現地にチョコレート工場を建設し、雇用を増やすこと。そして、加工品の製造で付加価値を高め、より多くの金が現地に落ちる仕組みを作ることだ。
生産者と消費者の「分断」の境界線をとかすことを目指す彼女のガーナや国内での奮闘と、チョコレートへの愛を伝える。

瀬戸内海放送