日本の半導体が強かった頃、日米半導体摩擦というのがあってアメリカが「半導体を買え」と圧力。
で、日本は全体の3割分くらいを輸入することになった。

この時アメリカは、アメリカ製限定にすると露骨なので「外国産半導体」ということにした。
自国のためじゃなく、世界の自由貿易のために日本の門戸を開けたんですよと。
でも日本の要求に見合う半導体はアメリカしか作ってないから、結局、アメリカ製になるはずだった。

しかしアメリカ製は日本と仕様が異なるので使いづらい。
そこで日本企業は、「外国産ならアメリカじゃなくてもいい」という穴をつき
当時、まだ黎明期だった韓国の電子産業を技術援助して、日本と同じ半導体を作らせてそれを輸入することで条件をクリアした。

その時はアメリカにしてやったりのつもりだったろうが、まさか韓国が日本の技術を獲得してのし上がってくるとは夢にも思っていなかった。