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アンビストマ科のメキシコサンショウウオAmbystoma mexicanum(全長25cm)のうち,メキシコ市周辺の湖にのみ生息する個体群の幼生で,幼生の形のまま成熟し繁殖能力をもつ(イラスト)。全長10~18cm,3対の外鰓(がいさい)をもつ。

アホロートルはアステカ語で〈水遊び〉の意味。いわゆる幼形成熟(ネオテニー)したもので,低温の環境で育つことと餌や水中のヨウ素不足が原因と考えられる。環境を変えたり甲状腺ホルモンを与えたりすると変態するようになる。