AP通信の報道によると猪木のアリキックによりアリの太ももは激しく腫れ上がり、膝の裏に血栓症を患い、サンタモニカの病院に入院した。
かなりの重症であったが、9月に予定されていたケン・ノートン戦の準備のため、アリは短期間で強引に退院した。

ボブ・アラムはアリの足のダメージについて、足を切断する寸前だったほど悪く、ケン・ノートンとの試合がキャンセルになるだけでなく、アリは一生障害を背負う可能性があったほど酷かったと語っている。
主治医のファーディ・パチェコは足の血栓が脳や心臓の血管を詰まらせて死に至ることを危惧。この後に韓国で予定されていたエキシビジョンマッチを止めるようアリを説得している。

その後もアリは入退院を繰り返し、この試合でのダメージが5年後の現役引退の大きな要因になったとまで言われている。
また猪木も、15ラウンドの全てを寝ながら戦い抜くには強靭な肉体、スタミナが必要であり、何度もアリの足を蹴ったために脛と足の小指を骨折した。猪木いわく「足が3倍に腫れた」という。