>>625
教会では「ローマ教皇」を使います。
以前はたしかに、日本のカトリック教会の中でも混用されていました。
そこで日本の司教団は、1981年2月のヨハネ・パウロ二世の来日を機会に、「ローマ教皇」に統一することにしました。
「教える」という字のほうが、教皇の職務をよく表わすからです。

ところが東京都千代田区三番町にある駐日バチカン大使館は「ローマ法王庁大使館」といいます。なぜでしょうか?
日本とバチカン(ローマ法王庁、つまりローマ教皇庁)が外交関係を樹立した当時の定訳は「法王」だったため、
ローマ教皇庁がその名称で日本政府に申請。そのまま「法王庁大使館」になりました。