4月9日(土) 05:20〜05:50

2020年2月、南太平洋の国、ソロモン諸島から愛知県豊橋市にやって来たソロモン人の親子がいる。バナバス・ヌヌさん(39)とイザベル・トシアさん(72)だ。
バナバスさんにとって初めての海外。それは、日本に嫁いだ家族の最期を看取る旅となった。バナバスさんの妹、白藤シンデレラさん(34)が2カ月後に死去。
日本では新型コロナの感染が拡大しつつあった。妹の死を悲しむ間もなく、新型コロナによる「緊急事態」によって、

バナバスさん親子に次々と試練が訪れる。ソロモンが日本からの入国を拒否。帰国できなくなった。2人が持っていたのは滞在期間が90日の「観光ビザ」のみ。
初めて触れる外国に戸惑いながらも、ビザの更新を重ね、何とか日本での滞在を続けてきた。
番組では、バナバスさんの帰国実現までの日々を追い、日本社会が外国人と共存するための課題と、文化風習を超えた交流の温かさを描く。

名古屋テレビ放送