3月20日(日) 04:30〜05:00

2021年6月、東京に本社を構える一部上場企業の社長が、能登半島の珠洲市に住民票を移しました。
医薬品の総合商社「アステナホールディングス」の社長、岩城慶太郎さん44歳。
さらに本社機能の一部も珠洲市に移転しました。珠洲市は、本州の市で一番人口が少ないとされる過疎のまちで、消滅可能性都市に挙げられています。
岩城さんは珠洲市の住民になると、本業だけでなく積極的に小中学校、そして高校を回り講演を重ね、
「地元で会社を作って社長になろう」と呼びかけました。同時に人々には新事業の開発をすすめます。
それも全て未来に向けて、まちを残したいという思いからでした。
岩城さんの出現によって地元では消滅を超えた未来を模索しはじめます。変化の兆しが見えた過疎のまち。
移転から10カ月の「キセキ」を追いました。

北陸朝日放送