さらに驚きなのが、駅に車両が止まる数分の間に、列車に乗った大隈が窓からプラットホームにいる大衆に向かって、候補者の応援演説をおこなったことです。わずか数分間での演説で聴衆の心を引きつけたのですから、大隈の演説がいかに巧みだったかがわかりますね。

この様子は新聞にも写真入りで大々的に報道され、大きな話題になりました。新聞を通じてこうした演説のユニークさが全国に伝わることで、さらに大隈与党の知名度が増し、国民に彼の存在が浸透していったわけです。


答えは赤