上空100〜200キロメートル付近で酸素原子とぶつかると緑色に、さらに高ところでは赤色になります。一方、低ところは大気の密度が高く、窒素分子が多なります。窒素分子ぶんしとぶつかると、青色やピンク色に光ります。

 オーロラが北海道の上空に出現するのではなく、北極付近で出現したオーロラの高い部分が見みえているのです。名寄市の市立天文きたすばる台長の村上恭彦さんは「日本は斜めから見ているため、下の方ほうの緑色の光は地平線に隠見みえません。高方ほうの赤色が見みられます」と話します。