ヴェノムさんの不運
過去には、サム・ライミ監督がメガホンをとった『スパイダーマン3』(07)に登場しているが、この時はヴェノムを単独映画化したいというプロデューサーの意向により、半ば強引にスクリーンデビューさせられた形に。監督自身は思い入れの薄いキャラクターだったため、劇中での扱いも大きくはなく、また線の細すぎる残念なビジュアルでファンの不評を買ってしまった。
その後もスピンオフ映画製作の話が持ち上がったヴェノム。しかしサム・ライミが『スパイダーマン』から離れ、リブート版を進めることが決まったため話は立ち消えに。また、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズとクロスオーバーするかもしれないという話が噂されたものの、シリーズの打ち切りによって、またもやキャンセルに…。