業界トップの「イセ食品」に衝撃! なぜ卵のように転がり落ちたのか(ITmedia ビジネスオンライン)

「鶏卵業界も大変だなあ」と感じる方もいるだろうが、実はこの問題を引き起こしているのはわれわれ消費者でもある。
ご存じの方も多いだろうが、海外では卵の価格はもっと高い。しかも、白飯に生卵をかけて食べれるほど高い品質ではない。

ここまで「質のいい卵が異常なほど安く買える」というのは、ひとえにイセ食品やアキタフーズという大企業が鶏卵業の大規模化を推し進めてくれたからだ。
先ほど、鶏卵の生産量が260万トンまで増えていると言ったが、その背景で、11年に2930戸あった採卵飼養戸数が19年には2120戸まで減っている。小規模な鶏卵生産者が廃業に追い込まれていることうかがえるのだ。