革命はまだまだ継続中なのだなと思っていたら、翌日ディズニーランドは入園制限をしていたんです。おい、今度は夢の国の中にすら入れないのかよ。どういうことだ。カネもチケットも持ってるぞ。ここは地獄の門か何かですか。夢のような地獄の世界。我を過ぎんとする者は一切の望みを捨てよ。ボーンボーンボーンボーン。ヤバイ。平等すぎてヤバイ。遅れてきた奴は入れてやらない。異議申し立ての余地もないぐらいの平等。ディズニーランドの中が地獄なのはよく承知していたはずが、ディズニーランドに入るまでも地獄であったとは。この体勢のまま、午後まで待つのかね。それなりの秋の日差しの中、血色悪く死んだ顔で粛々と行列している家族連れの姿。しかし、どこかに笑顔はあり、夢と希望に満ちている。共産だ。共産主義なのだ、これは。夢の前に、人は等価なのです。