インド型に置き換わっているイギリスでは従来の新型コロナウイルス感染症の典型的症状である「発熱・咳・嗅覚・味覚異常等」の症状を訴えている人は逆に減少傾向にあるようです。
ZOEで調査に携わっているキングズ・カレッジ・ロンドンのティム・スペクター教授によれば、「インド株が主流になっている英国では、頭痛、のどの痛み、鼻水がもっとも多くなっているようだ」という事です。
プールも始まり、プール熱の患者様も散見されます。ますます従来の「プール熱=アデノウイルス感染症」と新型コロナ感染症による結膜炎の鑑別が難しくなり、PCR検査が出来ない医療機関、動線を分けられない医療機関では診療をする事自体すら難しくなります。通常の診察だけでは両疾患の鑑別は無理です。両疾患の症状は下記に記載する通りになります。
【1】プール熱の症状:発熱・喉の痛み・結膜炎(充血・メヤニ)
【2】新型コロナ感染症:発熱・喉の痛み・結膜炎(充血・メヤニ)と症状は全く同じですが、両疾患共に全ての症状が揃わない場合もあります。

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